インビザラインのアタッチメントが痛い理由と改善方法
インビザラインのアタッチメントが痛い理由と改善方法
インビザラインは、透明なポリアクリル製のマウスピースを装着して出っ歯や受け口などの歯列不正を治す矯正法です。そのシンプルなシステムが魅力で年々、インビザライン矯正を受ける人が増えてきています。そんなインビザライン矯正では、「アタッチメント」と呼ばれるパーツを装着することがあり、痛みに関する質問や相談を受けることが多いです。そこで今回は、インビザラインのアタッチメントで痛みが生じる理由と改善方法をわかりやすく解説します。
そもそもアタッチメントってなに?
インビザラインのアタッチメントとは、歯の表面に付けるレジン製の突起物です。マウスピースが浮き上がるのを防いだり、より効率良く歯を移動させたりするのに用いられます。見た目は白色でとても小さく、口元の審美性を害することはほとんどありません。インビザライン矯正でアタッチメントが必要になるかどうかは、ケースによって異なります。
アタッチメントで痛いと感じる時
インビザラインのアタッチメントで痛いと感じるのは、主にマウスピースを装着した時と外した時です。歯とマウスピースの間に突起物が介在するため、着脱時に強い抵抗力が発生します。その分、マウスピースが安定したり、矯正力が増したりするのですが、患者様の心身にかかる負担もやや大きくなります。とはいえ、基本的にはマウスピースを着ける時と外す時だけに感じる痛みなので、それほど心配する必要はありませんよ。ちなみに、アタッチメントによって矯正力が増すことで、歯の移動に伴う痛みも強くなることがあります。
アタッチメントの痛みの改善方法
インビザライン・アタッチメントによる痛みは、すぐに慣れてしまう方が非常に多いです。矯正期間を通して、その痛みにずっと悩まされるケースは稀といえます。ただ、感受性の高い人にとっては我慢できないほどの痛みと捉えられるかもしれませんので、その際は主治医に相談しましょう。アタッチメントは簡単に取り外すことができます。矯正の効率性よりも快適性を重視する場合は、アタッチメントなしで治療を進めていくことになります。
◎痛み止めは飲んでもいい?
マウスピースの装着を怠っていると、スケジュール通りに交換できなくなることがあります。マウスピースの装着時間が1日20時間を下回る日が続いても、予定通り次のステージへ進んだ場合に強い痛みを感じやすいです。そうしたケースでは、マウスピースの交換を遅らせるか、ひとつ前のマウスピースに戻すなどの対応が求められます。
インビザラインのアタッチメントは、何かの拍子に取れることがあります。アタッチメントが取れたからといって、すぐに矯正治療全体に悪影響が及ぶわけではありませんが、まずは主治医に連絡しましょう。その際、どの位置のアタッチメントが取れたのかも伝えると、歯科医院側も対処しやすいことかとも思います。また、アタッチメントはとても小さなパーツなので、取れても気付かないことがよくあります。ですから、普段からマウスピースを着ける・外す際には、アタッチメントが取れていないか確認するようにしましょう。そうすることで、不要なトラブルを未然に防ぐことが可能となります。
このように、歯の表面にレジン製の突起物を設置するインビザライン・アタッチメントでは、マウスピースの着脱時に痛いと感じることがあります。それはある意味で正常な感覚なので、あまり心配し過ぎないようにしてください。いつまで経っても慣れない、我慢できないほど痛い場合は、主治医に相談しましょう。
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