マウスピース矯正中の飲み物・食べ物の注意点
マウスピース矯正中の飲み物・食べ物の注意点
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットやワイヤーを設置するため、食事制限がかかることで有名です。一方、着脱式の装置を使うマウスピース矯正は、普段通りに食事できるのですが、飲み物・食べ物で注意しなければならない点がいくつかあります。今回はそんなマウスピース矯正中の飲食に関する注意点をわかりやすく解説します。
マウスピース矯正は普段通りに食事できる
マウスピース矯正のメリットのひとつとして、装置が「着脱式」である点が挙げられます。インビザラインであれば1日20~22時間程度のマウスピース装着が必要なのですが、食事と歯磨きの際には取り外すことができます。ですから、ワイヤー矯正のように硬い物や粘着性の高い物を控えなければならないという制限はないのです。矯正中でも普段通りに食事ができることは、極めて大きなメリットといえます。ただし、マウスピースの装着中は、少し話が変わります。
マウスピース装着中の食事は厳禁
マウスピースを装着したまま食事をしてしまうと、装置が壊れてしまいます。そもそも食べ物をきちんと噛むことができないので、強いストレスを伴うことでしょう。そこで気になるのが「飲み物」ですね。清涼飲料水やスープのような飲み物なら噛む必要がありませんし、マウスピースを装着したままでも口にできそうなものです。
マウスピース装着中に口にできる飲み物
矯正用のマウスピースを装着中は、例え飲み物であっても「水」以外は口にできません。なぜなら、飲み物の一部が歯と装置の隙間に入り込んでしまうからです。それがジュースやスポーツドリンクといった糖質が豊富に含まれる飲み物ならなおさら危険であると言わざるを得ません。
というのも、歯とマウスピースの隙間に溜まった飲み物は、唾液による自浄作用を受けることができませんよね。極端な話、次に食事をするまでの4~5時間、虫歯菌が糖質をエサにして活発に活動してしまうので、虫歯リスクも急激に上昇します。また、コーヒーや紅茶といった色素の強い飲み物であれば、歯の着色を促してしまいます。そうしたことから、マウスピース装着中に摂取できるのは水だけとなっているのです。
マウスピースのケアも忘れずに
インビザラインを用いたマウスピース矯正では、約2週間に1回の頻度でマウスピースを交換します。そのため「すぐに新しいものに交換するから」といった理由でマウスピースのケアを怠ってしまう人も少なくありません。
そもそもマウスピース装着中に水しか飲んでいないのなら、汚れることもないのでは?思われるかもしれませんが、実際はたくさんの汚れが付着します。マウスピースに白い汚れが目につくようになったら、歯垢や歯石が形成されていることを意味します。その状態で歯に密着させると、言うまでもなく虫歯・歯周病リスクが上昇します。その点も理解した上で、マウスピースのお手入れは徹底するようにしてください。
ワイヤーを1ヶ月に1回調整する理由
標準的なワイヤー矯正では、1ヶ月に1回の頻度で通院する必要があります。これは矯正用ワイヤーを調整するためです。上述したように、1回の処置で極端に強い力をかけると、歯がきちんと移動しないことから、ワイヤーの調整によって矯正力を厳密にコントロールしなければならないのです。そんなワイヤーの調整に最適な期間が1ヶ月となっています。毎月通院しなければならない点に不満を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、矯正用ワイヤーで歯が動く仕組みを理解すると、すんなり納得できることでしょう。
このように、インビザラインのようなマウスピース型矯正装置で治療中の人は、マウスピース装着中に水しか口にできませんのでご注意ください。もちろん、すぐにお口とマウスピースをお掃除するのであれば問題ありませんが、それだけでかなりの手間となってしまいます。これは着脱式の矯正装置の欠点でもあるので、治療法の選択の際には必ず考慮するようにしてください。そんなマウスピース型矯正装置インビザラインに関心のある方は、お気軽にイオンモール釧路昭和内のオーク歯科クリニックまでご相談ください。
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