インビザラインのリテーナーは夜だけ装着すればいい?
インビザラインのリテーナーは夜だけ装着すればいい?
歯並びの乱れをマウスピース型矯正装置で治すインビザラインでもワイヤー矯正と同様、歯の後戻りのリスクを伴います。そのため、歯を動かす動的治療が完了したら、リテーナーと呼ばれる保定装置の装着が始まります。今回はそんなインビザラインのリテーナーを装着する時間やタイミング、期間などをわかりやすく解説します。
最初は1日中装着するのが望ましい
インビザラインのリテーナーは、保定期間へ移行した段階で、夜だけ装着すれば良いというものではありません。最初はアライナーと同様、食事や歯磨き以外の時間はリテーナーを装着した方が良いです。動的治療が終わった直後は、最も後戻りしやすいからです。その時期にリテーナーを装着して歯の位置を固定することで、後戻りのリスクを大きく減少させることができます。リテーナーを1日中装着するのは、動的治療から1年程度経過するまでが一つの目安です。
保定の開始から1年経過してからの装着について
歯の後戻りを徹底的に防止するのであれば、1年経過した後も20時間以上リテーナーを装着するのが望ましいです。リテーナーの装着期間・装着時間が長ければ長いほど、歯並びの安定性も高まります。ただ、リテーナーを装着している期間が長くなると、日常生活に不便を感じることも多くなるため、保定の開始から1年程度経過したら、「夜だけ」「眠る時だけ」といった感じで、リテーナーの装着時間を徐々に減らしていっても良いです。さらに時間が経過すれば、週に2~3回装着するだけでも、ある程度の効果が得られるようになります。
リテーナーは一生涯使い続けても良い?
保定の開始から一定の期間が経過して、歯の後戻りの心配も少なくなってきたら、保定期間が終了します。歯科医院への通院も終わりますが、いつまでもきれいな歯並びを維持したい、気になったことが出てきたらすぐに相談したい、という方は、保定期間が終了したのちも定期検診・メンテナンスで受診を継続するようにしましょう。ご自身が希望されるのであれば、リテーナーの使用を延長することも可能です。
リテーナーを使わないとどうなる?
1~2年、場合によっては3年程度に及ぶ動的治療が終わったら、矯正によるストレスから解放されたいものですよね。インビザラインのような快適なマウスピース矯正でも、やはり心身への負担やストレスはそれなりにかかるものです。そのため、リテーナーによる保定処置を受けない、もしくは途中でやめてしまう方がいらっしゃいますが、それはとてもデメリットが大きいことなのでおすすめできません。
せっかく長い期間とたくさんのお金を費やして整えた歯並びですから、いつまでも美しい状態が保てるよう、最後まで頑張りましょう。歯並びの乱れを細かく整える歯列矯正は、保定処置まで行って初めて完了させることが可能となるのです。インビザライン矯正で失敗したり、後悔したりする主な原因のひとつは、不十分な保定処置となっていますので、その点はご注意ください。
インビザラインはその他のマウスピース矯正と比較すると、治療にかかる費用が安くなっています。マウスピース矯正は自費診療となることから、医院によって料金設定が大きく異なりますが、インビザラインは比較的統一されています。全体矯正であれば800,000円前後、部分矯正であれば、300,000~500,000円程度で受けられます。
マウスピース矯正はひとつにカテゴリーでくくられがちですが、矯正システムによって特徴が大きく異なります。とくにインビザラインとその他のマウスピース矯正では、異なる部分が多いため注意が必要です。そんなマウスピース矯正に関心のある方は、インビザライン矯正の実績豊富なオーク歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。
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