インビザライン矯正で痛いのは歯が動いているから?
インビザライン矯正で痛いのは歯が動いているから?
矯正治療に伴う痛みは、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正の方が少ないです。それは歯を動かすメカニズムに違いがあるからです。そんなマウスピース矯正でも、歯の移動に伴う痛みがゼロになるわけではありませんのでご注意ください。そこで今回は、マウスピース矯正の代名詞ともいえるインビザラインで痛みが生じた際の原因をわかりやすく解説します。
インビザラインで歯が動く時の痛みについて
私たちの歯は歯槽骨という硬い骨に埋まっています。それを強引に動かそうとすると、歯が抜けたり、折れたりしますが、適切な力を加えることで、安全に移動できます。ワイヤー矯正ではれば、屈曲したワイヤーによる力で移動することから、矯正中にいたいと感じることもやや多くなります。一方、マウスピース矯正は、1枚のマウスピースで0.25mm程度、歯を動かすため、それほど強い痛みは感じません。ただし、痛みや不快感がゼロではない点にご注意ください。
マウスピースで痛いのは歯の移動が原因
インビザラインのマウスピースを正しい方法で装着している場合、歯や歯茎に痛みを感じます。それは歯が動いている証拠と考えても間違いではありません。実際、1枚のマウスピースで0.25mm程度、歯が移動したら痛いと感じることもなくなります。インビザラインのマウスピースは2週間毎に交換しますが、その期間ずっと痛いと感じるようであれば、何らかの異常が潜んでいるかもしれません。
歯の移動が原因ではない痛みについて
インビザライン矯正中に痛いと感じる原因が歯の移動ではない場合、以下のようなケースが考えられます。
◎マウスピースが合っていない
マウスピースの装着を怠っていると、スケジュール通りに交換できなくなることがあります。マウスピースの装着時間が1日20時間を下回る日が続いても、予定通り次のステージへ進んだ場合に強い痛みを感じやすいです。そうしたケースでは、マウスピースの交換を遅らせるか、ひとつ前のマウスピースに戻すなどの対応が求められます。
◎マウスピースが粘膜を傷つけている
インビザラインの破損などによって装置にゆがみや亀裂が入っていると、歯茎などを傷つけることがあります。そのまま使い続けることで、歯茎を大きく損傷してしまう場合もありますので、まずは主治医に相談しましょう。あと数日でマウスピースを交換するから、といった理由で痛みを放置するのは良くありません。
◎虫歯や歯周病になっている
インビザラインのマウスピースに何ら問題がなかったとしても、虫歯や歯周病にかかった場合は、痛いと感じることがあります。ケースによって、外傷で歯に亀裂が入っていることなどもあります。そうしたマウスピースとは無関係の異常もまずは主治医に相談しましょう。そのまま矯正を続けると、歯が適切に動かないどころか、より深刻な症状へと発展しかねません。
歯が痛くないのも不安に感じる?
インビザライン矯正に伴う痛みが、歯の移動を意味していると聞くと、痛みがない時は歯が移動していない、あるいは適切な矯正効果が得られていない、と感じてしまう方もいらっしゃいます。その点はご安心ください。インビザライン矯正では、マウスピースを交換する度に必ず痛くなるわけではありません。力のかかり方や、矯正の進行度によっては、マウスピースを交換した直後も痛みが生じない場合もあります。
このように、インビザライン矯正で痛いのは、基本的に歯が動いているからです。我慢できないような強い痛みが生じている場合は、主治医に連絡しましょう。もしかしたら何か異常が生じているかもしれません。
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