歯並びは年齢で変わるって本当?
歯並びは年齢で変わるって本当?
子供の歯並びは、年齢によってどんどん変わっていきます。3歳くらいには乳歯列が完成しますが、6歳くらいになると、大人のへと生え変わっていきますからね。しかも、永久歯列が完成するのは12歳以降となるのが一般的なので、年齢によってかなり変わるといっても過言ではありません。一方、大人の歯並びはどうなのか、気になりますよね。今回はそんな大人の歯並びは年齢で変わるのか、詳しく解説します。
歯並びは年齢で変わります
永久歯は全部で28本生えてきますが、歯並び・噛み合わせが整うのは15歳くらいとなっています。15歳になると、ほとんどの人で顎の発育が止まるからです。そういう意味では、高校生くらいで一度、永久歯の歯並びが完成するといえるでしょう。実はそこから、年齢を重ねるごとに歯並びが変わることがあるのです。
年齢で歯並びが変わる理由
年齢で歯並びが変わる理由は、人によってさまざまです。
マウスピースの装着をサボった場合のリスク・トラブル
◎親知らずが生えてきた歯並びが乱れる
マウスピースの装着をサボった場合、まず起こり得るのが治療計画の遅れです。インビザラインでは、治療開始の段階ですべてのマウスピースが完成します。あとはそのマウスピースを約2週間毎に交換していけば良いのですが、必要な装着時間を下回ると、計画通りに歯が動かなくなります。その結果、治療計画に遅れが生じるのです。
◎虫歯や歯周病で歯を失う
日本人が歯を失う原因第一位は歯周病、第二位は虫歯です。これらの病気は、重症化させることで歯そのものを失ってしまうのです。虫歯・歯周病の重症化で歯を失うと、歯列内に隙間が生じますよね。私たちの歯はすき間があると、そこに向かって倒れこんだり、移動したりする性質があり、時間の経過と共に全体の歯並びが乱れていきます。ちなみにこの現象は、外傷で歯を失った場合も同様に起こります。
◎歯の摩耗や欠損
歯は長年使い続けていく中で、摩耗したり、欠けたりします。歯ぎしりや食いしばりなどの悪習癖がある人は、エナメル質がすり減って、象牙質がむき出しになっているケースも珍しくありません。そうした歯の形態的な変化は、歯並び全体にも悪影響を及ぼします。最もわかりやすいのは噛み合わせが深くなる「過蓋咬合(かがいこうごう)」ですね。口を閉じた時に上の歯列が下の歯列を覆い隠してしまう歯並び・噛み合わせです。過蓋咬合では、前歯が前方に傾くフレアーアウトと呼ばれる現象が起こりやすく、出っ歯の症状が現れることもあります。
◎顎の骨が痩せていく現象
年齢を重ねると、手足の骨はどんどん痩せていきますよね。それと同じ現象が顎の骨でも起こります。歯が埋まっている顎の骨が痩せていくと、歯並び・噛み合わせまで変化していきます。とくに、虫歯や歯周病などで失った歯の本数が多い人ほど、顎骨の吸収速度も速くなっており、歯並びが変わる現象も起こりやすいです。
若い頃は歯並びがきれいで、とくに問題もなかったのに、年齢を重ねてから歯並びが変わったという人は戸惑っていることかと思います。矯正治療は、若い頃に受けなければならないもの、と思われがちだからです。けれども実際は何歳になっても受けられますので、歯並びに関するお悩みがある方は、お気軽にオーク歯科クリニックまでご相談ください。
このように、歯並びは年齢で変わることがありますのでご注意ください。若い頃に矯正治療を受けても、不適切な生活習慣などが続くと、歯並びが乱れることがあります。歯並びをいつまでも美しく保ちたいのであれば、矯正治療後の保定処置もしっかり受けることが大切です。
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