永久歯の歯並びが悪い原因と対処法
大人の歯である永久歯の歯並びは、多くの場合、子供の頃の習慣やトラブルなどで悪くなっています。そうした悪習癖や悪習慣が大人になっても続くことで、歯並びはさらに悪くなるためご注意ください。今回はそんな永久歯の歯並びが悪い原因と対処法をわかりやすく解説します。
大人になってからの原因について
私たちの歯並びは、大人になってからでも日々、変化していきます。例えば、虫歯で歯を1本失うと、歯列内に生じた欠損部を埋めようとして両隣の歯が倒れ込んできます。もともと噛み合っていた歯は欠損部に向かって伸びてくることでしょう。さらに、ドミノ倒しのようにその他の歯にも移動や傾斜などが起こって、歯並びが乱れていきます。
◎悪習癖による影響
子供の頃の指しゃぶりや舌突出癖が残っていたり、頬杖をつく癖や片側だけで噛む癖があったりすると、歯並びが悪くなります。これらは軽視されがちな習慣・習癖ですが、毎日行うことで歯並びに深刻な悪影響を及ぼします。
◎噛み合わせの異常による影響
上下の歯が正常な位置で噛み合っていないと、歯列の一部分に大きな負担がかかります。その結果、歯の摩耗や破折などをもたらし、さらなる不正咬合へと発展していってしまうのです。虫歯治療などによって装着した詰め物・被せ物の高さが合わないことでも、噛み合わせに異常が生じ、最終的には歯並びの異常へとつながります。
大人の歯並びを改善する方法
大人の歯並びの異常を改善するためには、まず根本的な原因を取り除く必要があります。何らかの理由で歯を失っている場合は、入れ歯やブリッジなどで欠損部を補いましょう。歯を失ったまま放置していると、歯並び・噛み合わせがどんどん悪くなっていきます。
頬杖をつく癖や片側で噛む癖などがある場合も、できるだけ早く改善した方が良いです。もちろん、これらの習癖が歯並びの乱れに必ずしも直結するわけではありませんが、お口の健康にとって有害であることに間違いはありません。そして、嚙み合わせの異常に関しては、詰め物や被せ物の調整から始め、それでも改善されないようであれば、矯正治療を受けましょう。永久歯の歯並びの異常を根本から改善することが可能です。
永久歯の矯正治療の種類
永久歯列の矯正治療を行う場合は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つの選択肢が分かれます。ワイヤー矯正は最もポピュラーな治療法で、ほとんどの歯並びに適応できる反面、装置が目立つ、歯の移動に伴う痛みが比較的強い、などの特徴があります。
透明なポリウレタン製のマウスピースを用いるマウスピース矯正は、装置が目立たず、歯の移動に伴う痛みも比較的弱いですが、ワイヤー矯正ほど適応範囲は広くありません。それぞれに異なるメリット・デメリットがあることから、矯正法の選択は慎重に行う必要があります。そんな永久歯の矯正治療について迷われている方は、お気軽にイオンモール釧路昭和内のオーク歯科クリニックまでご相談ください。
このように、永久歯の歯並びが悪くなる原因は、子供の歯列不正・不正咬合と少し異なっています。とくに歯の喪失による影響は、大人の歯並びならではといえるでしょう。また、大人は年齢を重ねるごとに顎の骨が痩せていく点にも注意が必要です。すべての歯が残っていても、顎の骨が痩せることで歯並び・噛み合わせも変化していきます。
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