矯正歯科を途中で変えるデメリットやリスクについて
矯正歯科を途中で変えるデメリットやリスクについて
矯正は、比較的長い期間がかかる治療なので、ひとつの医院に数年通い続けなければならないことも珍しくありません。そのため、何らかの理由で通院が困難となった場合、矯正歯科を途中で変えることになるのですが、そうした転院に伴うデメリットやリスクについて詳しく知りたい方が多いようです。今回はそんな矯正歯科を途中で変えることについて、分かりやすく解説します。
支払った矯正の費用について
矯正歯科の治療費は全体矯正の場合、800,000~1,000,000円程度かかります。矯正歯科を途中で変えると、その費用がすべて無駄になるかというと、そうではないケースが多いです。というのも、矯正途中で他の医院へ移る場合は、支払った費用が清算されるからです。どのくらいの金額が戻ってくるかは、あくまでケースバイケースです。治療が始まってまだ間もない段階であれば、60~70%戻ってくることもあります。逆に、矯正の進行度合いや医院の方針によっては、支払った費用がまったく戻ってこないこともありますのでご注意ください。
治療は引き継いでもらえる?
矯正歯科を治療途中で変える場合、転院先が同じ矯正法に対応していれば、そのまま引き継いでもらえることもあります。その場合は必ず、紹介状と治療に関する一連の資料などが必要となります。ただ、矯正歯科の治療というのはとても専門性が高く、元々の治療計画をそのまま引き継ぐことは、現実的に難しいことが多いです。そうしたケースでは、改めて検査などを行って治療計画を立て直したり、修正を加えたりします。
インビザラインは引き継ぎしやすい?
マウスピース型矯正装置のインビザラインは、検査結果や治療計画の内容、マウスピースの情報などをコンピューター上で管理していることから、比較的引き継ぎしやすい矯正法といえます。ですから、インビザライン矯正を受けていて、矯正歯科を途中で変える場合は、インビザラインに対応したところを転院先として選ぶようにしましょう。
矯正歯科を途中で変える理由とは?
矯正歯科を途中で変える主な理由は、引っ越しです。進学や就職などで遠方へと引っ越すことになり、矯正歯科に通い続けることが困難となるケースが多いです。正直、矯正歯科を途中で変えることのデメリットは非常に大きいので、引っ越しをする可能性がある場合は、治療の開始を待った方が良いかもしれません。やはり、矯正治療はひとつの医院で完結させた方が患者様のメリットも最大化させることができるのです。
◎歯科医師との相性も大切
ちなみに、矯正歯科を途中で変えるもうひとつの理由としては、医院や歯科医師との相性の悪さが挙げられます。標準的な矯正治療は、保定まで含めるとかなりの期間、通うことになるため、担当医を信頼できるかどうかは非常に重要となります。ですから、矯正の費用が安い、自宅から近くて通いやすい、といった安易な理由で医院選びをするのはあまりおすすめできません。カウンセリングや検査後の説明などで、歯科医師との相性をしっかり見極めることが大切です。当院であれば、患者様にご納得いただけるまできちんとカウンセリングいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
このように、矯正歯科を治療の途中で変えることはできますが、それに伴うデメリットはとても大きいです。ケースによっては検査からやり直す必要が出てしまい、その分、費用もかさんでしまいます。とはいえ、引っ越しなどでやむを得ず転院せざるを得ない場合もありますので、そんな時は主治医としっかり話し合いましょう。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ─ |
午前:9:00〜12:45
午後:14:00〜17:45
△:14:00〜17:00
休診日:日曜・祝日